ご質問が「ハイパーインフレの日常生活」という事 なので、それを中心にいくつか。 貨幣は、それを用いて財(「もの」)に交換すること ができるから価値があるわけですが、無ければただの 紙くずに過ぎません。(単年度に限って言えば、経済的 には、通貨発行量と前年度の価値で計算した付加価値の 総額との間の乖離という事になります。) なので、まず、現実に「もの」を持っている人が有利に なります。特に、食料品などの生活必需品を持っている 人は、何も買える保障がない貨幣を持たされることを 嫌がりますし、生活必需品ですから、買わなければ人間 は生きていけない。この為、喫緊の需要がある生活必需品 の値段から上昇していきます。 「もの」を持っているほうが有利ですから、転じて 少しでも物を持とうと買占めが起こるようになります。 この場合、買占めは本来の商品を使用するための需要 というよりは、投機的な目的や、貨幣代