現在、急速にビジネスのキーワードとして知られつつある「ゲーミフィケーション」。この言葉には、一体どのような内実があり、現在そしてこれからどういったインパクトを社会に与えていくのだろうか? 話題作『ゲーミフィケーション <ゲーム>がビジネスを変える』(NHK出版)を上梓した、ゲームの研究者である井上明人氏に詳しくお話しを伺った。 必ずしもコンピュータゲームを作らなくていい ――最近、「ゲーミフィケーション」という言葉が多方面から注目を集めています。そもそもゲーミフィケーションとはどういったものなのでしょうか? 井上明人氏(以下、井上氏)■一言で言うと、ゲームの中で培われたノウハウを社会の色々な場面に適用していきましょう、ということですね。たとえば、今日ここに来るのも電車で移動してこられたと思うのですけど、そこにゲーム性を持ち込んだ「フォースクエア」というサービスがあります。携帯電話のGPSを
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