「本当に素晴らしい。性能が著しく向上していると思います」 OpenAIは、いくつかのユースケースについて、同CEOが経営する企業の独自データを使って新たなモデルのデモを披露した上で、自律的にタスクを実行するAIエージェントなど、まだ公表していない開発中の機能の存在も示唆したという。 前出の関係者の一人は、GPT-5の開発段階について、目下トレーニングの最中だと証言する。 トレーニング完了後は社内で安全性テストが行われ、その後さらに「レッドチーム」に進む。これは、従業員および社外の第三者に依頼して一般公開前の製品をさまざまな角度から(時に敵対的視点に立って)検証し、脆弱性などの問題点を発見するプロセスだ。 安全性テストやレッドチームにはいつまでに完了するという具体的な期限が設定されておらず、その進捗次第で(現在は2024年半ばが想定されている)リリース計画に遅れが生じる可能性もあるという。