人体の一部である「つめ」に情報を書き込む技術が、徳島大学工学部の早崎芳夫助教授らによって進められている。近い将来、大切なデータは人体に記録することになるかもしれない。 この記事は、オンライン・ムック「コンテンツ時代の未来予想図」のコンテンツです。 2005年6月、米国光学会のオンライン学術誌「Optics Express」にある論文が発表された。人間の「つめ」を記録媒体とし、そこにデジタル情報を書き込む方法を論じたこの論文は、さまざまな情報を安全に持ち歩くための技術として注目を集めている。 「論文の発表後、米国や欧州をはじめ、多くの国々から取材依頼が殺到するなど、予想を上回る反響があった」と話すのは、この論文を発表した徳島大学工学部光応用工学科の早崎芳夫助教授。「この技術、特に、人体への情報記録に関して、インターネット上で多数の議論がなされたことは、非常に意味があった」と同氏は続ける。国内
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