参拝それ自体もさることながら、過去5年間靖国参拝を巡って小泉が語りつづけたデタラメを、この社会のマジョリティが大目にみたことの方が問題かもしれない。 追記:すでに首相の行動様式が国民に影響を与えている、という報道が…(笑)
(間違えて12日付けにしましたが、エントリ作成は13日夜です) ちなみに、8月16日(水)深夜【木曜午前】1時10分〜2時24分に再放送されます。 既にHiromix2004さんが内容の要約をされていました。 http://d.hatena.ne.jp/Hiromix2004/20060813#p6 【日中戦争/なぜ戦争は拡大したか】日本は米国に負けたという意識はあるが、なぜか中国に負けたという気はしない。日本のマスコミは日中戦争を避ける気配がある。 番組は7/7、盧溝橋での国恥記念日の行事から始まる。いまだに「日本への憎しみを忘れるな!」というシュプレヒコールが繰り返されている。これは対日感情も悪いはずだ。中国は一撃で屈服すると軍事衝突を仕掛けた日本軍に対して、蒋介石は国際情勢を巧みに利用して徹底抗戦を決意する。当時、日本と防共協定を結んでいたヒットラーが中国に軍事支援を行っていたとは驚
前掲『東京裁判への道』の主役の一人、元第一軍参謀長、陸軍兵務局長たる田中隆吉少将による「真相暴露」もの。オリジナルは46年に出版されたが、「序」の日付は45年9月24日(!)となっており、また45年12月18日の『東京新聞』に「開戦前後の真相―敗北の序幕―元陸軍兵務局長の手記」を発表しており、敗戦後かなり早い時期に書かれたものであることは確かである。 粟屋氏が指摘するように、東京裁判のストーリーは木戸・田中両名の証言に大きく依存しており、その意味で「東京裁判史観」なるものが存在するとすればそれは木戸・田中史観といってもよいわけだが、実際本書でも東條英機と武藤章を代表とする「軍閥」が徹底的に批判されている。対照的に自分は日中戦争の早期解決、日米戦争の阻止、軍部独裁体制の阻止に奔走した悲劇の英雄として描かれているのだが、まあその部分は到底額面通りには受けとめられない。なにより自分の「謀略」(上
日本国民に告ぐ。日本男児の血の叫びを聞け。〜「百人斬り競争」野田元少尉の手記(木走日記) http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060808/1155021588 メディアが創出しただろう無責任な記事を肯定する人達に云いたい。 そのような不毛な真贋論争をして故人の名誉をいたずらに傷つけることはもう止めて、この手記の切実なる平和希求の精神を、強く世論に訴えるほうがよほど大切なことなのではないのか。 「不毛な真贋論争」をするな、と「東京日日」の記事を「真」とする側の人にだけ呼びかけてるのもふしぎな感じがしますが、記事が「真」であると主張することがなぜ「故人の名誉をいたずらに傷つけること」になるのかよくわからない。 それと そして死刑宣告された彼のこの文章には、後年の共産主義教育を受け自らの軍国主義的犯罪を認め減刑を受け帰国してきた戦犯達とは明らかに違う強いメッセー
「ジェンダーフリー=男女同室着替え」の件について書いてみようと思う。長文になるので、結論だけ知りたい人は「男女同室着替えはジェンダーフリーのしわざだいっ! …って言うと漏れなく憐憫のまなざしがついてくるからやめようね」という内容だということだけ分かればいいと思う。では、記事開始。 「ジェンダーフリー=男女同室着替え」というイメージを作るのに最も大きく貢献したメディアのひとつは、なんといっても『週刊新潮』(03年01月30日号)だと思う。その内容は次のようなものだった。 高校生にも男女同室で着替えをさせる ジェンダーフリー教育の元凶 福岡県の県立大牟田北高校を訪れた人は、ギョッとするような光景を目にすることになる。この高校では体育の授業や部活動の前に、男女が同じ教室で着替えをしているのだ。「勿論、女性とは素っ裸で着替えているわけではなく、あらかじめスパッツを穿いたり、Tシャツを着たままで着替
去る09年7月16日のトムラウシ山での遭難事故で亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。 はじめてご訪問の方はこちら(自己紹介および投稿リスト等)をご覧ください。
コメント欄が「打ち止め」に到達した某所には、後半になるとホロコースト否定論で有名な「命令書の不在」論法*1が出てきたことはすでにご報告したとおり。南京攻略戦の展開についてある程度の知識があれば「命令書」なんてはなしにはそもそもなりようがないわけだが、なにせ歴史教科書には詳しい記述がないものだから、「へぇ、そうなのか」と思ってしまう人が出てきてもおかしくはない。コメント欄で書き込んだことを転載・補足しておく。 まず当たり前のことだが、中支那方面軍の目的は「南京の攻略」であって「南京事件を起こすこと」ではなかったのだから、「南京事件の命令書」などというものはもともと存在するはずのないものだ。これを前提として「命令」という観点から南京事件を分析すると、この事件は「命令の不在」「命令違反」「命令(の実行)」とが絡みあって起こった事件だということができよう。 ※命令の不在 日本軍が「中国兵の捕虜を殺
青狐(bluefox014)さんのエントリー「コメント削除される」より 「さんぼ」さんは私のコメントを「表現の自由への侵犯」と扱いたいように見える。しかしコメント欄の経緯を見ればわかるように、コメントスクラムもなければ脅迫めいた言葉もないし、何でこれが「表現の自由への侵犯」に思えるのか、私には理解できない。 という内容、また、「世界に私見を「リリース」しているという自覚はあるのだろうか」 を呼んで思ったこと。 web上での議論に絡んで、たまに論争相手に「言論弾圧」とか「表現の自由の侵害」だとかの表現が向けられることがあります。この主張には主に2つのパターンがあります。 書き込みの削除・コメント欄の閉鎖に対するもの よく見るのが掲示板やブログのコメント欄への書き込みの削除、コメント欄の閉鎖・凍結、といった行為に向けられたもの。 確かに自分の伝えたいことを伝えられないことへの苛立ちは理解できま
さすがに、人数を明記して「旅団命令で捕虜を殺した」と書いてある戦闘詳報の存在を前にしても否認し続ける人びとを相手にするのは疲れてきたが、ぼちぼち私なりのまとめをば。なにが南京事件否定論を育てる温床になっているのか? まず第一に、南京事件のスケールの大きさである。通常の日本人が学校教育で学ぶのは、「南京で日本軍が悪いことをやり、たくさんの中国人(教科書によっては「20万人ともいわれる」などの表現も加わる)が殺された」という程度のことでしかなかろう。なにしろわが日本政府の公式見解も「旧日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害または略奪行為などがあったことは否定できない」と素っ気ないのだから。 4万人とか10万以上とか、まして20万、30万人が亡くなるというのはおよそ非日常的なことであり、人間はそうした事柄を簡単にイメージできるようには進化してこなかった。では南京事件のスケールとはどのようなものな
某所でのコメントを転載します。 「南京事件ー国民党の極秘文書から読み解く」(草思社)のダイジェスト版とも言える「正論」7月号の東中野修道氏の記事については拙ブログ http://d.hatena.ne.jp/bluefox014/20060604で批判を加えました。 いわゆる「中国のプロパガンダ説」つまり「中国の創作」説は、「最初から中国の創作なのだから史料の検証など(もはや)必要がない」というスタンスだと思います。ほぼ全面否定説ということですね。 しかしこの説は、日本軍史料においても南京で日本軍が暴行を行っていたという事実を隠蔽しています。つまり日本軍史料の存在は「プロパガンダ説」にとってはアキレス腱ともいえます。 例えば以下の史料は、東中野氏の過去の著作では紹介されてません。 「略奪、強姦は軍の常だよ」と述べた中島今朝吾・第十六師団長 http://d.hatena.ne.jp/blu
日経さん、なんかあったの? いやあったからこそのこの数週間なんだろうが、必死だぜ、になっていた。 アジア外交の再構築をめざせ(7/31) http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20060730MS3M3000130072006.html で、この、中身はとにかく、靖国に行かないでくれ、以上、と書く以外にない代物。 が、しかしそれでもなんだと思ったのか前半パラグラフを5つ使っていろいろいろいろ言うんだが、これが笑ってしまうほどすべからく靖国には落ちてこない。 暇があったらセンテンスごとに改行を入れてセンテンスが有効につながっているかを考えてみると格好の演習になると思う。 日経さん、やっぱりこう再々指摘しているようにここは、情報は出すけど論評はみなさんご勝手に、という態度でいいんだと思う。書けてない。絶望的に言論機関適性のある人がいないんだろうな
Mr_Rancelot氏の■高学歴女性が低学歴男性と結婚をしたがらない理由という小論について。 長文なので前文引用は行わないが、 男の場合は結婚相手に所得があろうがなかろうが、家計の主要な稼ぎ手というポジションは変わらない。 どうしてこういうことを断定的に言ってしまうのか、理解に苦しむ。 「女性が家計の主要な稼ぎ手となり、男性がそのポジションをとらない」という可能性が、どうして予め排除されているのか。 と思って読んでいると、専業主夫モデルに言及されているのだが… では、専業主夫モデルというか、夫が家庭に入って、妻が家計の主要な稼ぎ手となることを考えると、これもまた女性にとっては失うものが大きい。 家計の主要な担い手というポジションは結婚前と変化しないにしても、結婚によってその地位を離れられる可能性という選択の自由を失うからである。 それは仕事が自己実現や社会生活のために行うものではなく、た
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