フェミニストは言う。 弱者男性は「女あてがえ論」を唱えている、と。 自分の能力のなさ、努力の不足を棚上げにして社会のせいにし、その解決のために女性の人権を生贄にしようとしている、と。 これ自体は完全な藁人形なのだが、しかしフェミニストにはこの藁人形に物申す資格すらない。 なぜか。 フェミニストは、この藁人形と全く相似形の論を唱えているからである。 堂々と、声を大にして。 その論とは「クォータ制(或いはパリテ)」である。 これは、選挙の得票数の如何にかかわらず国会議席の一定量(半分とも3割とも)を女性に割り振れ、という要求である。 端的に言おう。これはフェミニストによる、「議席あてがえ論」である。 ※男性候補の被選挙権や、その候補に投票した人々の参政権を盗み取る、人権侵害である。 違うというなら行ってみるがいい。どのように上記の権利を損なわずクォータ制を達成するのかを。 この手の問題に多少興