historyに関するken_kawamuraのブックマーク (2)

  • 小熊英二『1968』読書ノート

    著者、小熊英二は、これまでにも一連の力作((『単一民族神話の起源』、『〈日人〉の境界』、『〈民主〉と〈愛国〉』)など)で、その力量を遺憾なく発揮しており、私の注目を引いていた。私はややもすると他人の著作を読んでその欠点に目が向いてしまうという、教育者にあるまじき困った性格の持ち主なのだが、彼の仕事に関しては、多少の部分的批判がないわけではないにしても、概して非常に高く評価してきた(1)。その彼が、一九六八年前後の日の若者たちの叛乱を主題とするを書いた。これはちょっとした事件である。ちょうどあれから四〇年を経たということもあり、刊行の時点で、世間全般でもこの主題への関心が高まりつつあった。あの時代に若かった世代の人間にとってと、当時のことを直接知らない今日の若い世代とでは、関心の持ち方も大きく異なるだろうが、とにかく四〇年前の出来事を振り返り、なにがしかのことを考えてみたいという欲求は

  • JB研@20090622 - D's BLOG

    第一次大戦班にて「G・E・ムアとブルームズベリー・グループ」というお題で報告。強面の方々の前で90~120分で「自由に」といわれても……。歳のせいか、だんだんプレッシャーに弱くなってきたような気が。 某事典で「ブルームズベリー・グループ」を書いた際に、納得がいかなかったのは、「父親レズリーのヴィクトリア朝的な倫理観から解放された子供たちが、ケンブリッジ使徒会のメンバーと出会って……」的な説明をしてしまったことと、あとムア『倫理学原理』の処理。調べてみるとレズリーは「恥ずかしがりやだから勉強会に呼んでも発言してくれそうにない」(大意)という理由で入会を認められなかったものの、レズリーの兄のフィッツジェイムズも、その息子ケネスも使徒会のメンバーだったわけで、どうやらもうちょっと使徒会との関係をちゃんと整理しないとまずいのではないかと。使徒会の中にあった、ある一つの傾向――たぶんその核心にムア『

    JB研@20090622 - D's BLOG
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