2020年8月23日のブックマーク (1件)

  • 斜線堂有紀『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』|感想・レビュー - 書き出したら止まらない

    感情の証明は、はたして可能なのだろうか? どうも、トフィーです。 今回は斜線堂有紀先生の小説『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』について紹介していきます。 「金塊病」という架空の病気を患う女子大生と、彼女に惹かれてしまった少年の物語です。 舞台は片田舎のサナトリウム(高原や海岸に設けられた療養所のこと)。 堀辰雄の『風立ちぬ』を筆頭に、この手の作品は多数存在します。(サナトリウム文学という言葉もあるくらいです) また舞台がサナトリウムでなくとも、病気を中心に据えた作品は数え出したらキリがなく、現代に至ってもなお人々を魅了してきました。(ここ数年での大ヒット作だと『君の膵臓をたべたい』などですね) そんな感じで競合の多いジャンルではありますが、今回取り上げる『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』は、他とは違った切り口で物語が繰り広げられていき、疲れ切ったぼくの心に格別な余韻を残してくれ

    斜線堂有紀『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』|感想・レビュー - 書き出したら止まらない
    kenbuchi
    kenbuchi 2020/08/23