米国の建築家ヴォーリズ(1880~1964)が設計した久留米市日吉町の「日本福音ルーテル久留米教会」の礼拝堂が建築から100周年を迎え、11日に記念礼拝があった。ヴォーリズが設計した九州の現存建物としては最も古いとされ、文化財としての価値の高さも注目されている。 礼拝堂はゴシック様式のれんが造りで1918(大正7)年に完成。周囲が甚大な被害を受けた45年8月の久留米空襲で焼け残った。宮川幸祐牧師(38)によると、2016年の熊本地震でも大きな被害を免れ、当面、改修の予定はないという。 この日の記念礼拝には信徒ら約90人が参加。招かれた同教会の元牧師、内海望さん(84)が説教を行い、「戦争の時があり、平和の時があった。変わる世界の中で変わらないものがあることを、この会堂は伝えてくれている」と語った。空襲で周囲が猛火に包まれた時、学生が駆けつけて火を消し止めてくれたと、当時の牧師が日記に記して
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