IT専門調査会社のIDC Japanは2011年1月31日、2010年から2015年までのスマートシティに関連する国内IT市場の支出額予測を発表した。それによると、ハード、ソフト、サービスを含めた国内スマートシティ関連IT市場の規模は、2010年が2407億円だったと推定され、2015年には5352億円にまで拡大するという。 調査対象は、エネルギーや水資源、通信、交通、ビルディング、公共サービスなどの社会インフラ分野におけるIT関連投資。社会インフラが成熟し、少子高齢化が進む中で、都市再生に向けたプロジェクトが動き出していることが、スマートシティ関連IT市場を成長させている。 日本市場についてIDC Japanは、公共交通網を軸に、モバイル端末やスマートカードを介したモバイルネットワークが社会インフラとして育っており、そこに各種の新サービスが組み込まれることで、市場は堅調な成長を継続すると