自然の営みを模倣した新たな燃料作りに取り組むハイテク燃料企業、LS9は、米国時間3月12日、500万ドルの資金調達に成功したと発表した。化石燃料の代わりとなる燃料を植物や微生物から抽出する研究が活発化する中での動きだ。 LS9は、合成石油や石油ベースの工業製品を「再生可能な石油(renewable petroleum)」と名付け、その開発を目指している(同社はRenewable Petroleumという名称を商標登録している)。 合成石油について、支持者たちは、単位量あたりのエネルギーがエタノールより大きいうえ、現在世界中を走っている膨大な数の自動車でそのまま使用できると、そのメリットを強調する。また、地中から発掘する原油から精製される通常のガソリンに比べて、二酸化炭素の排出量も少ないとのことだ。 SolazymeやLiveFuelsなどの新興企業は、藻類から合成石油を作り出す計画をすでに