エコカーを買うと最大25万円もらえる補助金制度について、政府は米国車も対象になるよう制度を見直す方向で最終調整に入った。米国車は現在1台も対象になっておらず、米国から批判が強まっていることに配慮する。 エコカー補助金は一定の燃費基準を満たす自動車の購入者に5万〜25万円を給付する制度。経済危機対策の一環として昨年4月、2010年3月末までの予定で始まった。09年度2次補正予算案が成立すれば、9月まで半年間延長される。 補助対象として認められるためには、日本国内の燃費基準を満たす必要がある。ただ、米国の自動車メーカーは日本で販売する際にほとんど、燃費の測定などをする「型式指定」と言われる手続きを経ずに簡素化した認証制度を利用しており、仮に省エネ性能が高くても補助金の適用対象外だった。政府は、米国で測定した燃費値を補助金の適用で活用できることにする方向で調整している。 日本のエコカー補助