石橋美術館のコレクション960点、東京へ 16年秋、財団が運営撤退 [福岡県] 2014年06月29日(最終更新 2014年06月29日 01時04分) 石橋財団の収蔵品が東京に移される石橋美術館=福岡県久留米市写真を見る写真を見る 福岡県久留米市の石橋美術館を運営する石橋財団(東京都港区)は28日、同美術館に収蔵する美術品960点を、2016年秋までにブリヂストン美術館(同中央区)に移管する方針を明らかにした。石橋美術館を所有する市と結んだ運営管理の受託契約を16年9月末で解消するため。現在は常設展示している同市出身の洋画家、青木繁の代表作「海の幸」や「わだつみのいろこの宮」などを、市民が鑑賞できる機会は大幅に減ることになりそうだ。 石橋美術館は青木のほか、坂本繁二郎、古賀春江といった久留米ゆかりの画家を中心にした日本の近代美術コレクションで知られ、国宝「禅機図断簡 丹霞焼仏図」など古美