クリスマス爆砕デモとか、そういう活動を笑っていた時期はあるし、今も幾ばくか「なにやってるんだか」的な思いはあるけれども、その一方で、クリスマスの「恋人と過ごせなければ人にあらず」的な風潮の衰退はうれしくもあり、そういう「トレンド」を流行らせてきた呪術師達の呪縛がようやく解けてきたことには、快哉を叫ばざるを得ない。 なにが「クリスマスには恋人同士」だ!なにが「クリスマスはホテルを予約」だ!明らかに日本独自の、資本主義と個人主義の化合物に過ぎないジェリービーンズ的な思い込みを、さも、社会常識のごとく触れ回り!ああ、一時期の俗悪な“聖夜”(ウンコー!)を、サンタクローチェはどのようにご照覧あそばされることか。そしてこの“聖夜”通俗観念によって、いかほどに多くの男女が劣等感や罪悪感のあぎとに囚われたことか! そういった通俗観念的な“聖夜”とは、あってもいいが、トレンドや社会常識であってはならない、