盗まれたものと同じ「法勝寺川」の橋名板=県道路企画課提供 橋の名や完成年月を書いた青銅製のプレート「橋名板(きょうめいばん)」の盗難が中国地方で相次いでいる。鳥取県南部町の国道180号にかかる三つの橋で計12枚の橋名板が盗まれたと、道路を管理する県道路企画課が16日発表した。県内で盗難が見つかったのは初めてだが、中国地方ではすでに700枚以上盗まれている。 被害があったのは南部町の法勝寺川にかかる笹畑橋、鈩原(たたらばら)橋、古屋敷橋。県職員が15日、一つの橋ごとに(1)橋の名をひらがなで書いた板(2)漢字で書いた板(3)完成年月を書いた板(4)川の名を書いた板――の4枚ある橋名板(縦15センチ、横30〜40センチ、厚さ1.3センチ)が、三つの橋で計12枚盗まれているのに気づいた。1枚3万5000円相当で被害額は計42万円にのぼる。 中国地方整備局(広島市)から橋名板の盗難が相次いで