福岡県警の要請で同県内のコンビニエンスストアが暴力団を専門的に扱う月刊誌とコミック誌の販売を中止したことに対し、作家の宮崎学さんが1日、「県警の要請は表現の自由を保障する憲法に違反する」として、県を相手取り、著作活動の妨害への慰謝料など550万円の支払いを求めて福岡地裁に提訴した。 訴状によると、福岡県警は昨年12月下旬、福岡県コンビニエンスストア等防犯協議会に対し、暴力団専門誌などの売り場からの撤去を文書で要請。添付したコミック73冊と月刊誌3冊の一覧の中に、宮崎さんの著書を原作としたコミック1冊が含まれていた。この県警の要請は「事実上の規制(強制)」にあたり、著作出版活動の萎縮(いしゅく)を招くとして、「表現の自由、出版の自由を定めた憲法に違反する」と訴えている。 宮崎さんのコミックは指定暴力団の元会長を主人公にしているが、「生きるために仁侠(にんきょう)の世界に身を置かざるをえな
朝日新聞3/25付け朝刊より。 具体的にどのような書籍の撤去を求めたのか、福岡県警・朝日新聞に聞いてみたが、教えてくれなかった。 福岡県警本部相談コーナーからは電話で回答があり「具体的なことについては新聞等以外には教えておりません。」とのこと。 朝日新聞からは以下のとおりメールにて以下の返答があり。 朝日新聞をご愛読いただきありがとうございます。 アサヒコム・読者窓口へいただいたメールですが、 朝日新聞社の窓口である東京本社・お客様オフィスから返信いたします。 当社は、記事に書かれた内容が読者にお伝えできる情報のすべてと 考えています。記事以上のことがらを個別に情報提供するサービスは 行っていません。ご理解をお願いいたします。 これからも朝日新聞をよろしくお願いいたします。 朝日新聞社 東京本社 お客様オフィス (財)福岡県暴力追放推進運動センター にはメールで質問中。管轄違いで教えてくれ
福岡県内に店舗を展開するコンビニエンスストア6社が福岡県警の要請を受け、暴力団情勢を専門に扱う月刊誌などの販売中止を決めたことが分かった。「青少年が誤ったあこがれを抱く」というのが理由で、暴力追放運動に協力する立場から各社が足並みをそろえた。一方で、県警の要請は「表現の自由」を脅かすという見方も出ている。 福岡県警によると、要請は昨年12月下旬、同県コンビニエンスストア等防犯協議会に対し文書で行った。今年2月には書店団体にも要請した。 文書では、暴力団の組織や幹部などを詳細に紹介する月刊誌や暴力団の抗争を描くコミック誌など数社の数十種類の書籍を列挙した上で、「これらは暴力団を美化する風潮があり、青少年が誤ったあこがれを抱き、暴力団に加入してしまう恐れがあることから、売り場からの撤去を検討すべきだと考えている。ご理解の上、適切な措置をお願いしたい」と要請したという。対象には全国規模で発行
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