ニューヨーク(CNNMoney) インターネット検索大手グーグルは3日、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究チームと組んで、量子コンピューター技術の研究開発に取り組むと発表した。 従来のコンピューターでは、情報の最小単位である「ビット」は0か1のどちらかの値しか取れない。だが専門家によれば、量子コンピューターで使われる「量子ビット」は、0か1だけでなく、その両方が重なり合った状態にもなりうる。これにより、理論的には演算速度の超高速化が可能になるわけだ。 現在、世界最速のコンピューターは中国の天河2号だが、量子コンピューターが実用化されれば、天河2号の処理速度でさえカタツムリの歩みに見えるだろう。 グーグルはこれまでも、Dウェーブ・システムズ(カナダ)と協力して量子コンピューターの研究を進めてきた。Dウェーブは「ベスビウス」という世界初の「商用量子コンピューター」を開発した企業。現在は、