4月14日以来、熊本県や大分県で大きな地震が続き、連日痛ましい報道が続いている。被災された方には心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧をお祈りする。 ところで、地震に関連してさまざまなデマが出回っていることをご存じだろうか。10代も含めた多くの若者たちが、SNSを通じて安易にデマを広めているようだ。SNSを巡るデマの現状と危険性について取り上げていく。 デマが錯綜するネット界隈 Twitterで「熊本」と検索すると、被災者受け入れを発表した「(熊本)刑務所」などに続いて、「強姦」が候補として表示される。多くのユーザーがそのような単語で検索していることになる。「熊本 強姦」が多く検索されているのには理由がある。「被災した熊本県で多くの強姦事件が起きている」というデマが飛び交い、ネットだけでなく多くの場で騒ぎが起きているのだ。 たとえば、あるユーザーは「熊本で強姦とかしてる人たちへ。