「狂ってきたこの世は騒がしいぜ」没後7年。キヨシローの不在を何度でも嘆く……(2004年12月9日、撮影/遠藤智宏)この記事の写真をすべて見る 左から、アサミカヨコさん、片岡たまきさん、三宅伸治さん(撮影/太田サトル) 世代もジャンルも超えて愛されたミュージシャン、忌野清志郎が亡くなって7年。今でも、テレビで、ラジオで、街で、彼の歌声が響く。いつまでも愛される理由は何か──。 【故・忌野清志郎さん2005年のインタビューはこちら】 ユーチューブで人気の動画がある。昨年9月4日の国会前で、脳科学者の茂木健一郎さん(53)が学生団体「SEALDs」の求めでマイクを握ったときの映像だ。茂木さんは、夜空を見上げてこう語る。 「清志郎さん、見ていますか」 拍手が沸くと、激しく体を揺らして歌い始めた。 「安保法案、腐った法律! 安保法案、ダメな法案! 何でもかんでも強行採決さー!」 1980年代末、忌
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