国内最大のスズ鉱山として栄えた明延鉱山(兵庫県養父市大屋町)で、「一円電車」の愛称で親しまれた鉱山電車が10月24日に常設軌道として復活することが28日、わかった。距離はわずか70メートルだが、今後は定期的に運行。閉山で過疎化に悩む地元住民らの夢を乗せて「一円電車」は走る。 明延鉱山は国内一のスズ鉱量を誇り、ピーク時には明延地区の人口は約4千人を超えた。しかし、急激な円高の直撃などで昭和62年に閉山を余儀なくされ、現在の人口は約130人にまで減少。高齢化も進む。 地区に活気を取り戻そうと着目したのが「一円電車」だ。産出した鉱石などを運ぶ全長約6キロの鉱山用軌道で、その後、乗客も乗せるようになった。運賃が1円だったことから「一円電車」として人気を集めたが、60年に廃止。トロッコ車両と約600メートルの軌道がいまも残る。 地元住民らは、地区の最盛期を知る「一円電車」を生かした活性化策として、平
旧明延鉱山(兵庫県養父市大屋町)で人気の「一円電車」の本格運行に取り組んでいる、地元の「鉱石の道」明延実行委員会(中尾一郎会長)が、新たに「一円電車ストラップ」を作った。 バッテリー機関車(長さ2センチ)と客車「くろがね号」(同)の連結バージョン。樹脂粘土を使い、ボタンで車輪、ガラス玉でライトを作成。車体は水色やオレンジ色に着色している。 昨夏の「一円電車募金」に合わせた手作りストラップ(同2.5センチ)は、凸型の「しろがね号」をデザインして、鉄道ファンの人気を集めた。「違うストラップもほしい」という要望もあったことから、同実行委のメンバーが新バージョンを考案した。 1個1000円(税込み)で、10月24日に地元で開かれる「一円電車まつり」で販売する。問い合わせは同実行委((電)079・669・0120)。
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