JR東日本大宮支社は、烏山線で国内初の営業運転を予定している「蓄電池駆動電車(EV―E301系)」=写真はイメージ画像、同支社提供=の愛称を8月1日から募集する。 蓄電池駆動電車は電化区間では架線から電気を取り入れて走行し、同時に蓄電池にも充電する。非電化区間では充電分で走る。烏山線で来春、運転が始まる見込みだ。 国内初の営業運転となるため、愛称は「先進性」「環境性能」「次世代」「未来」「バッテリー」の五つのキーワードを踏まえるのが条件。採用された愛称は車体横面に描かれる。 応募は8月31日までに、JR東日本の旅情報サイト「旅どきnet」の専用ページ(http://www.jreast.co.jp/tabidoki/karasuyama/)で。審査を経て11月中旬に発表される。
東京メトロは、首都直下地震などで大規模な停電が起き地下鉄が立往生した場合に乗客を最寄りの駅まで運べるようにするため、電気の供給が止まっても列車をバッテリーで走らせる全国で初めての実験を始めました。 実験は、東京・中野区にある東京メトロの車両基地で行われました。 地下鉄は地上を走る電車と異なり、停電で電気の供給が止まるとトンネル内で立往生するため、避難ルートが限られ、乗客は暗い中での移動を強いられます。 このため東京メトロは、バッテリーを電源に、停電しても最寄りの駅まで走ることができる車両の開発を進めています。 実験では、銀座線の6両編成の列車が使われ、このうち4両目の台車に非常用のバッテリーが取り付けられています。 運転士がスイッチを非常用の走行に切り替えると、列車はバッテリーだけを電源に走り始め、時速およそ5キロのゆっくりとしたスピードで、片道230メートルの区間を2回、往復しました。
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