19日に閉幕した国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に合わせ、テレビ各局が自局の環境対策に力を入れている。環境問題についてのニュースを報じながら、放送局の温室効果ガスの排出量は他業種に比べて多いのが現実。「まず、隗より始める」ことでイメージアップを図る狙いがあるようだ。 NHKは全国37の放送局に太陽光発電パネルの設置を進めている。すでに9カ所に設置し、東京・渋谷の放送センターでも年度内に設置する。NHKによると、同センターは、都内で11番目に温室効果ガス排出量が多いオフィス施設で、福地茂雄会長は、「自らもCO2を削減し、社会的責任を果たしていく」と語る。 風力や水力発電など自然エネルギーから作った電力を買い取り、放送やイベント運営などにあてるグリーン電力の活用も進む。TBSは今月23日から、社屋の照明に一部採用。テレビ朝日は、フィギュアスケートGPファイナルの大会運営や