日清食品の北アルプス・槍ケ岳でのテレビCM撮影を巡り、環境省の自粛要請にもかかわらずヘリコプターを使用し登山者に迷惑をかけたとして、同省が異例の文書指導をしていたことがわかった。日清だけでなくCMを請け負った広告会社の電通や、製作会社の葵(あおい)プロモーションも文書指導しており、3社は関係者を厳重注意の処分にした。 日清は8月に槍ケ岳山頂で、ヘリを使って即席めん「日清ラ王」のCMを撮った。製作スタッフが撮影中の約30分間、少なくとも十数人の一般登山者の山頂への立ち入りを拒んでいた。 環境省の松本自然環境事務所(長野県松本市)は、登山者に迷惑をかけないことや、ヘリの自粛を事前に求めていたが、製作会社の担当者が撮影を強行していた。同事務所は9月の問題発覚後に3社に報告を求め、今月6日付で「非常に遺憾」とする文書を出した。 現地の国有林を管理する中信森林管理署(同)も9月に3社を指導し、
九州新幹線の車窓の景色を守るため、熊本県と熊本市は全線開通の1年前から沿線の広告物設置を原則として禁止する。さらに、県は沿線住民に協力を呼びかけ、遊休農地に菜の花やレンゲなどを植えてもらい、なごみの田園風景づくりを進める。 新八代(熊本県八代市)―鹿児島中央(鹿児島市)駅間が開通ずみの九州新幹線鹿児島ルートは、来年3月に全線開通する。「沿線の田園風景は魅力的な観光資源。広告物は一度設置されると撤去が困難になる」と県は1年前から規制に乗り出すことにした。関係する県条例の改正案を25日開会予定の定例議会に提案する。 県によると、線路や高架橋などから100〜500メートル以内の地域では、原則として一般広告物の設置を禁止する。沿線の事務所や店の敷地内に設けられる自家用広告物は、市街化区域を除いて、面積を50平方メートル以内に抑える。 既存の広告物については、所有者が今年3月から3年以内に、撤去した
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