仏教は、湧き上がる不安や欲望――つまり「煩悩」をどうコントロールするのかという無神論の精神管理技術じゃねーのか、ということをブログでもくり返し書いてきたんだけど、 http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20151025/1445776901 http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20180224/1519454846 http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20180403/1522728098 それは別にぼくオリジナルの大発見とかいうわけではなく、すでに初期仏教の核心だけを取り出して現代化した「西洋仏教」ではフツーの解釈(無神論であり瞑想を中心とした宗教)なのだとこの本を読んで今さらに知った。 本書(熊谷淳子訳、早川書房)はこの立場をさらに徹底している。 ダーウィンの自然選択とか、心
![ロバート・ライト『なぜ今、仏教なのか 科学の知見で解く精神世界』 - 紙屋研究所](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9a71c81afd2c601dc55b8171a6ae00ad40417c44/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41ZE2V5lGfL.jpg)