運が良ければ仕事も人生ももっとうまくいくのに。しかし、運は偶然に左右されるため、運をコントロールすることはできない。それが世の常識であり、私もそう思っていた。 ところが、日立製作所中央研究所の矢野和男氏は、著書『データの見えざる手』(草思社)の中で、運をモデル化し、自身が開発したウエアラブルセンサで実際に運を定量的に測定する。そこから、運はコントロールできると結論している。 矢野氏は、「運を人生や社会で確率的に起こる望ましい出来事」と定義する。さらにビジネスについて限定すれば、「確率的に、自分が必要とする知識や情報や力を持っている人に出会うこと」と再定義している。 と言っても、会った人すべてが幸運を運んできてくれるとは限らない。幸運かそうでないかは、確率的な現象と捉えることができる。つまり、「自分に有益な情報や能力を持っている相手が、自分の周りに、ランダムにばらまかれている」と考えることが
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