永田健の時代ななめ読み 「空気を読まない」を信条とするベテラン記者が、今起きている政治、社会、国際問題を「ななめに」論評します。賛同とお叱りが相半ばする人気のコラム(日曜更新)
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世界は割りとシンプルである。バカなうそつきというのは世界を無駄に複雑化させてしまう。交渉ごとというのはお互いがすべて本当のことを話してしまえばとんとんと話が進む。その上で、自分の利益を大きくするには何を言って、何を言わないかの選択が大切だ。しかしバカな嘘つきは利益を大きくするために嘘をつく。あるものをないと言ったり、ないものをあると言ったり。囚人のジレンマのようにすんなりいけば利益を得られるが、大概はそうはいかず、相手が正直に対応していても必ず折り合えない部分が出てくる。自分も正直に話している場合は妥協できる部分はどこか、問題点はどこなのか、どうしたらいいのかがはっきり見えて対応できる。しかし嘘つきは自分が嘘をついているから、相手も嘘をついているだろうと考え、どうやったら相手の嘘をあばけるかを考えるのだ。相手はどんな嘘をついているのか、どう言えば相手は折れるか、そもそも前提でだまされていな
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