先日のOSC Kansai kobe 2011で、「自治体におけるオープンソースデスクトップの導入とこれから」と題してセッションが行われていたのを聞いて、実際に環境を構築してみた。 一般に公開されているLinuxを使ったThin Client環境は、LTSP(Linux Terminal Server Project)のパッケージで提供されており、普通のPCをネットワーク起動させて、サーバー側のLinuxと同等の環境で操作できるようになっている。 ネットワーク起動なので、PCのBootROMに入っているPXEという機構を使うのだが、それはDHCP環境の乗っ取りが前提。 簡単に言うと、すでにネットをするのに使っているルーターのDHCPサーバー機能(NAT)は停止させて、自前のモノにしないといけない、という事だ。 これは何が不便かと言うと、 ・せっかく動いていたルーターの設定を変えないといけな