ガーナの駐日大使(55)が賃借する東京・渋谷のビルの一室であった「闇カジノ」事件に絡み、警視庁と福岡県警は8日、大使名義で借りられていた福岡市内の雑居ビルを常習賭博の疑いで捜索し、違法パチスロ機約50台を押収した。警視庁などは「闇賭博場」が開かれていた疑いがあるとみている。 大使は4月、警視庁の任意の事情聴取に応じたが、東京・渋谷の闇カジノへの関与は否定した。警視庁は引き続き任意聴取を大使に要請するという。 警視庁の説明では、大使名義で賃借されていたのは、福岡市博多区中洲3丁目にある雑居ビルの3~6階。今回の捜索容疑は、このうちの4階の一室で同月、違法パチスロ機で客に賭博をさせていたというもの。