熊本地震で損壊し、使用できなくなった熊本県八代市役所本庁舎の外壁に、被災をからかうような落書きが見つかった。青い塗料スプレーで幅約15メートルにわたって大書されていた。市は「心ない行為で許し難い行為」(財政課)として、器物損壊容疑で八代署に被害届を出した。 市によると、東側入り口付近の壁に「キャハー 全壊も少しだったネー」などと書かれていた。市は4月16日の本震後に庁舎を閉鎖したが、敷地内駐車場を市民に開放するため、立ち入り制限をしていなかった。5月15日夜に巡回中の警備員が見つけ、16日夕に職員が塗料を上塗りして消したという。 =2016/05/17 西日本新聞=