観光庁は3日、地域ごとに休日をずらして取得する「休暇分散化」について、インターネット上で実施した調査の結果を発表した。 「効果がないと思う」の回答が64%に上り、国民の間に理解が広がっていない現状を浮き彫りにした。 一方、デメリットを聞いた質問には、「休日の異なる地域に住む家族や友人に会えなくなる」が27%で一番多く、「休日の異なる取引先との連絡が難しくなり、企業の経済活動等に支障が生じる」(24%)などが続いた。 地域活性化などが期待される休暇分散化には、祝日法改正が必要で、政府は2012年以降の実施を目指している。しかし、経済界などを中心に反発の声が強い。調査は、6月下旬〜7月中旬に行い、3278人の回答があった。