「戸籍に入れたくないから」「不倫だから」。慈恵病院(熊本市)が運営する「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)について、熊本県の検証会議は26日に公表した最終報告で、利用した親の理由を初めて明らかにした。 体面などを優先した身勝手とも言える内容が4割に上り、子育ての大切さを教えるべき福祉・教育関係者もいた。一時保護という成果の一方で、匿名性が安易な子捨ての助長につながっている側面が浮かび上がった。 運用開始からの約2年5か月で預けられた子どもは51人。置き手紙やその後にあった電話連絡などで39人の親が判明し、うち37人が回答した。「生活の困窮」(7人)を抑え、一番多かったのは「戸籍に入れたくない」(8人)。出産した痕跡が戸籍に残ることを嫌がったためという。さらに「不倫だから」(5人)、「世間体が悪い」「未婚なので」(各3人)と続いた。子どもの障害が理由だったケースも複数あった。 母親の年
今朝の新聞で、夫婦別姓に関する千葉景子法務大臣のインタビューが一斉に報じられていたので、「民法の一部を改正する法律案要綱」(平成8年2月26日法制審議会答申)を引っぱり出してみた。 第三 夫婦の氏 一 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫若しくは妻の氏を称し、又は各自の婚姻前の氏を称するものとする。 二 夫婦が各自の婚姻前の氏を称する旨の定めをするときは、夫婦は、婚姻の際に、夫又は妻の氏を子が称する氏として定めなければならないものとする。 第四 子の氏 一 嫡出である子の氏 嫡出である子は、父母の氏(子の出生前に父母が離婚したときは、離婚の際における父母の氏)又は父母が第三、二により子が称する氏として定めた父若しくは母の氏を称するものとする。 この答申が、その後13年間もたなざらしになってきたこと自体は、確かに「異常」なので、さっさと選択的夫婦別姓を実現したらいいと思う。しかし、
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