太田市消防本部は12日、大泉消防署城之内出張所の主査で消防司令補を務めていた竹沢純被告(35)=太田市由良町=が、公正証書原本不実記載・同行使などの罪で埼玉県警蕨署に逮捕、起訴されたため、4日付で懲戒免職にしたと発表した。青木節雄消防長ら上司10人も、同日付で文書訓告などの処分とした。 同本部によると、竹沢被告は2007年2月、交際していたフィリピン人のニューハーフの男、ジョベリアノス・マリアーノ被告(40)=同罪で起訴済み=との婚姻届を太田市に提出して偽装結婚。同年10月、同被告に日本人配偶者として虚偽の外国人登録をさせていたとされる。 同本部の事情聴取に対し、竹沢被告は「手続きに必要な書類を入手するため、ブローカーに百万円を支払った」と話していたという。偽装結婚後、竹沢被告は約50万円の扶養手当を受け取っていたが、一部はすでに返済し、全額返す考えを示しているという。 竹沢被告は同