住民による暴力団追放運動の対象となっている指定暴力団工藤会の新設事務所(北九州市小倉南区)の門の上に「地元の皆様に迷惑をかけるつもりはございません」などと書いた看板が設置されているのを30日、福岡県警が確認した。県警は工藤会が暴追運動を牽制(けんせい)する目的で設置したとみている。 看板は縦約1メートル、横約1.5メートル。「長野会館管理者一同」の名で「幼稚園、小学校等には最大限の協力、努力をさせていただきます」などとする一方、暴追運動に住民が参加することを批判する趣旨の文章も書かれている。同内容のファクスが既に地元の市民センターなどに送信された。 小倉南区では15日に暴追運動のリーダーを務める自治総連合会会長(75)宅への発砲事件があり、事務所の撤去を求めて近隣住民らが集会やパレードを実施している。
新事務所近くの市民センターに届いた文書(コピー)には、警察への批判なども書かれていた 北九州市小倉南区に指定暴力団工藤会(本部・同市)の新事務所が設置された問題で、「すべての方々に迷惑を掛けるつもりはない」「暴追運動は警察の仕事であって、押しつけるやり方での一般市民の動員は反対」などと書かれた文書が、地元の小学校と市民センターにファクスで送られていたことが分かった。 住民らによると、文書は1枚。「お知らせ」と題し、差出人は「長野会館管理者一同」となっている。 文書には、新事務所について住民に迷惑をかける意図はないとした上で、「幼稚園、小学校等には最大限の協力、努力をさせて頂く」「建物の使用は最少必要限に止め、関係者の出入りは極力控える」「話し合い、要望をお聞き致す用意はあります」などとある一方、警察に対し、「警備の名のもとに大げさな活動を行い、混乱を生じている」などと批判している。
工藤会の事務所前で、組員らとにらみ合う機動隊員ら=12日、北九州市小倉南区上貫3丁目 北九州市小倉南区上貫3丁目の幼稚園の前に指定暴力団工藤会の新事務所が開設されたことを受け、福岡県警の警官と住民ら約500人が12日、立ち退きを求めて事務所近くを行進した。県警によると、工藤会側は敷地内に組員ら70〜80人を集め、門を開けて向かい合った。県警は、これは暴力団対策法が禁じる「威勢を示して住民に不安を覚えさせる行為」にあたるとして中止命令を発し、門を閉めさせた。 県警によると、事務所に工藤会の看板が掲げられたのは5日。12日は住民380人、市職員ら30人、警察官100人が参加して暴力団追放集会を開いた後、「暴力団追放」と書かれた横断幕を掲げ、「暴力団から子どもたちを守れ」などと訴え、行進した。ただ、事務所敷地内に組員らが集結していたため、数十メートル手前で引き返した。この後、事務所撤去を求め
暴追リーダー宅に発砲 玄関などに弾痕6発 北九州小倉南区 2010年3月16日 06:33 カテゴリー:九州 > 福岡 社会 15日午後11時20分ごろ、北九州市小倉南区南方3丁目の住民から「ガラスが割れるような音が聞こえた」と110番があった。小倉南署の署員が駆けつけたところ、小倉南区自治総連合会の作本亘会長(75)宅の玄関ドアと勝手口に少なくとも計6発の弾痕があり、同署は発砲事件とみて捜査を始めた。けが人はいない。 現場から東へ約7キロ離れた場所には指定暴力団工藤会(同市)の新事務所が設置され、作本さんが会長を務める同連合会が事務所撤去を求めて、12日に事務所付近で暴追パレードを実施したばかりだった。同署は事件と暴追運動との関連を調べている。 同署によると、弾痕の穴は、玄関と周辺の壁に計4カ所あったほか、家の勝手口に2カ所見つかったという。 工藤会の新事務所は同区上貫3丁目にあり、今
井筒屋 工藤会と大量取引 1万円の弁当を500個販売 2010年1月28日 13:36 カテゴリー:九州 > 福岡 社会 地場最大手の百貨店・井筒屋(北九州市)が昨年12月、指定暴力団工藤会(同市)の会合に1個1万円程度の弁当を500個近く届けていたことが28日、福岡県警など関係者への取材で分かった。違法性はないが、県警は福岡県暴力団排除条例(今年4月施行)で禁止される「暴力団の活動助長行為」に該当する可能性が高いとみている。 県警などによると、井筒屋は昨年12月中旬、同市小倉北区の工藤会本部事務所で開かれた「事始め」と呼ばれる会合に、定価の1万円程度で高級弁当を約500個、販売・納入したという。事始めは新年を前に、新幹部の紹介や組織運営の報告などがある定例会合。県警は数百人の組関係者が会合に出席したとみている。 県暴排条例は全国で初めて、暴力団の威力を利用する目的で利益供与などをした事
北九州市の百貨店・井筒屋が、指定暴力団・工藤会の会合に、1個1万円の弁当、およそ500個を販売していたことが分かりました。 今年4月に施行される暴力団排除条例に盛り込まれた「禁止行為」にあたる可能性があります。 関係者によりますと、井筒屋は先月13日、北九州市小倉北区の工藤会本部事務所で開かれた「事始め」と呼ばれる会合に、1個1万円の弁当およそ500個を販売したということです。 現時点で違法性はありませんが、4月に施行される福岡県の暴力団排除条例では、事業者に「暴力団の活動を助長または運営に資すること」を禁止しています。 福岡県警は、今回の販売は組織の士気を高め、暴力団活動の円滑化を助長する禁止行為に該当する可能性もあるとしています。 井筒屋は、弁当の販売を認めたうえで、今後は「条例の趣旨を全従業員に周知徹底する」とコメントを出しました。
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