「痴漢抑止バッジ」が有効な理由昨年11月、「痴漢被害に遭い続けた女子高生が考案した「痴漢抑止バッジ」が大人を動かした」という記事で紹介したクラウドファンディングだが、この活動はさらに大きな反響と関心の輪がひろがっている。これは実際に痴漢被害に遭っていた女子高生とその母親が、「被害が遭ってから犯人を捕まえるのではなく、被害を未然に防ぎたい」という気持ちから考案したカードが元となったものだ。 「こんなカード(バッジ)で痴漢被害が防げるのか?」という疑問を持たれる方もいるかもしれないが、この女子高生は実際にカード(バッジ)をつけてから、被害にまったく遭わなくなったという。 クラウドファンディング主催者らの聞き取りに対して、性障害専門医療センターの担当者は、「痴漢常習者の中には『女性が嫌がっていて声が出せない』ということが理解できない人もいる。むしろ『避けていないのだから喜んでいるのだろう』と考え