第2次安倍内閣の2013年に支出された内閣官房報償費(官房機密費)約13億6千万円の使い道を公開しないのは不当だとして、大阪の市民団体「政治資金オンブズマン」のメンバーが17日、国に開示を求める訴訟を大阪地裁に起こした。 同オンブズマンによる官房機密費の使途公開を求める訴訟は、安倍晋三首相が官房長官を務めた小泉純一郎内閣時の05~06年と、麻生太郎内閣時の09年が対象となった2訴訟に続き3例目。過去2件では同地裁が12年にそれぞれ不開示処分を一部取り消す判決を出し、原告、国側双方が控訴している。 内閣総務官室は「訴状を確認してから対応したい」とのコメントを出した。
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