「平和の塔」問題で対応協議 宮崎県 [宮崎県] 2015年10月06日 00時02分 日中戦争下の1940(昭和15)年に国内外から集めた石を土台にして造られた宮崎県管理の「平和の塔」(宮崎市)に絡み、中国・南京市の民間博物館の関係者が今月来日し、土台に組み込まれた南京産とみられる礎石3個の返還を県などに求めることについて、県は5日、早急に対応を検討する考えを示した。 宮崎県日中友好運動懇談会によると、来日するのは「南京民間抗日戦争博物館」の呉先斌(ごせんひん)館長や現地メディア関係者など7人と、南京大虐殺の被害者であり、日本政府に総額約1億円の損害賠償を求めた訴訟の原告の一人、故李秀英さんの次女陸玲さん。 一行は25日に県内に入り、都城市である戦争企画展に出席したり、平和の塔を視察したりする。27日に県庁を訪れ、河野俊嗣知事宛てに返還の申し入れ書を提出する。県都市計画課は「どのように対応