終点に着いたSLは、折り返し運転のための方向転換が必要だ。静岡のある駅では、このSLの向きを人力で変えているという。
名古屋市は2015年度当初予算案に、第3セクター鉄道「あおなみ線」(中村区・名古屋-港区・金城ふ頭、15キロ)での蒸気機関車(SL)の運行に向け、レール改修の設計費など2千万円を盛った。16年度以降、車両を借りて年2日間程度、運行したい考え。ただ、設計終了後の改修工事費は3~4億円とみられるほか、2日間の運行には車両の賃貸料など4千万円近い負担も必要になる。出費に見合う効果があるのか、市議会でも賛否が割れそうだ。 SL運行は、河村たかし市長の持論。街の活性化につながると定期運行を唱えてきた。市は13年2月に2日間、あおなみ線の一部区間からJRの貨物線に乗り入れる約5キロのルートでSLの実験走行をした。計6往復に1200人が乗り、沿線には4万3千人が見物に詰め掛けた。 市は14年度、定期運行に向け、本格調査。車両を譲渡してくれる鉄道会社はなかった上、専属の機関士などを確保する見通しも立たず、
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