東京・新宿区の選挙管理委員会は、ことし4月の区議会議員選挙で当選した女性について、区内で3か月以上住んでいた実態がなく、被選挙権がなかったとして、2日当選を無効とする決定をしました。 当選無効の決定を受けたのは、ことし4月21日に投票が行われた新宿区議会議員選挙で当選した「NHKから国民を守る党」の松田美樹氏(32)です。 区の選挙管理委員会によりますと、選挙のあと区民の男性から「松田氏は新宿区内の居住実態はなく当選は無効」だとする異議の申し出があり、選挙管理委員会が調査を行いました。 その結果、松田氏が住所として届け出ていた区内のアパートでは、水道の使用量がことし3月20日までのおよそ2か月間にわたってゼロであったうえ、ガスの使用量が1月と2月がゼロで3月と4月は1立方メートルにとどまったということです。 こうしたことから、選挙管理委員会は松田氏には区内で3か月以上住んでいた実態がなく、