メールにまつわるトラブルで、いつまでもなくならないのが「チェーンメール」である。MIAUのリテラシー読本も一応6章まででひとまず完成ということにしたが、これを使って実際に授業をやってみたところ、「チェーンメールの話を加えてほしい」という先生からのリクエストがあった。 以前からメールやネットを使っている大人にとっては、すでにチェーンメールに対する耐性が高くなっており、今さらのような気がする。しかし子どもたちにとっては、チェーンメールも初めて体験するものである。 チェーンメール対策を読本に加えるにあたり、今どのような指導が行なわれているのかを調べてみた。多くの対策サイトでは「届いたら転送せずに自分のところで止めましょう」という指導がされている。これはまことに正しいのだが、MIAUのメンバーで議論していくうちに、基本的なところの答えがどこにもないという点に気がづいた。 チェーンメールのパターンと