スマートフォンのアダルト動画視聴アプリで得た利用者の個人情報を使い、利用料名目で現金をだまし取ったとして、警視庁は10日、神奈川県小田原市南鴨宮2丁目、元サイト運営会社社長の飯山陽介容疑者(33)ら男3人を、詐欺の疑いで逮捕したと発表した。 サイバー犯罪対策課によると、3人は昨年6月、山口県の男性(38)に電話をかけ、「アダルトサイトの延滞料金が発生し、100万円を超えている」などとうそを言って、約113万円をだまし取った疑いがある。男性がダウンロードしたアプリは、「会員識別のため」として、電話番号などを収集することが利用規約に明記されていた。 アプリは飯山容疑者が管理・運営。同課は、飯山容疑者が3カ月弱で約650人分の個人情報を得ていたことを確認したという。