最近、令和の「令」の下を「マ」の字体にしたいという需要があるとして、異体字セレクタが注目を集めた(スラドのコメント、経済産業省のFAQ)。 Windows標準の日本語フォントでは「令」の下が「マ」になっている異体字が収録されているフォントはないが、「UDデジタル 教科書体」なら異体字に関係なく「マ」になっている。そのため令和に関して異体字セレクタを使用するケースはあまりなさそうだ。 現時点でほかに異体字セレクタが活用できそうな例がないかと探したところ、1つだけ見つけたので紹介したい。ニコニコチャンネルで配信されているアニメ「鬼滅の刃」のキャスト表に、「竈門禰豆子」というヒロインのキャラクター名が書かれている。そして、キャスト表の下部には『※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記』と書かれている。 これは一般的なフォントには収録されていない書体なのかとアニメ公式サイトのキャスト表を見てみると、