戦争が終わった後の地域では何が起きているのか。 人々が戦争で受けた心の傷は目には見えづらいものの、復興を阻む大きな要因となっている。 イスラム国に苦しんだイラクもそんな課題を抱える場所の1つ。キルクークという街でNGO「インサーン」の代表を務めるアリー・ジャバリ氏はこの状況を冷静に分析し、子どもを対象にした心の傷のケア「ピース・ヤード」の取り組みを行っている。 しかしこのアリー氏の活動が行うのは“純粋”な「心の傷のケア」だけではない。 この心の傷を放置することで、被害者であった子どもが、「加害者」になる、あるいは新たな過激派に取り込まれる可能性を防ぐためのものでもあるのだ。 アリー・ジャバリ氏、イラク・スレイマニアにて。かつて事務所に4度も爆弾を仕掛けられたことも。アメリカのマサチューセッツ大学からは活動を評価されメダルを受賞(筆者撮影)◆始めのステップは誰にも話すことのなかった心の傷を話
![戦争とイスラム国で心に傷を負ったイラクの子供はどう成長するのか 過激派予備軍にさせないための取り組み(伊藤めぐみ) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cd9a262804ea18f16cb69631f27f77010f5e40b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fitomegumi%2F00144037%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)