元厚生次官らに対する連続殺傷事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われたさいたま市北区の無職、小泉毅被告(47)が罪状認否の後に述べた意見の要旨は次の通り。 ◇ 起訴事実はおおむね認めますが、あくまで無罪を主張します。それは、私が殺したのは、邪悪な心を持つ魔物であると、今でも確信しているからです。 狂犬病予防の名の下に、毎日たくさんのペットが殺されています。そんなことができるのは、短絡的で身勝手で理不尽で無知で、邪悪な心を持った魔物だと思っています。 人を殺していいのかというが、だからといって犬を殺してよいわけがない。世間は私のあだ討ちを批判するが、なぜ人の命だけが尊いのか、私に説明しなさい。毎日1000頭以上のペットが無駄に殺されている訳を私に説明しなさい。 エゴで満たされている人間には、私のことは理解できない。以上。