4月5日深夜から6日にかけて、豪Atlassianが運営するプロジェクト管理ツール「Trello」で個人情報が閲覧できるなどといった情報がネット上で注目を集めた。一日のToDoリストなど作業管理のために作成するボード機能の閲覧範囲を「公開」と設定していたことが原因だった。 ボードの公開機能は、例えばオープンなプロジェクトの進捗を外部に公開するといった用途に使うもので、適切に利用すれば問題はない。しかし、Trelloで顧客や採用活動などの情報を管理していた一部の企業ユーザーが、住所氏名などの個人情報、運転免許証やパスポートの画像をそのままアップロードし、“公開”状態にしてしまっていた。 その結果、Googleの検索にヒットし、外部から誰でも閲覧できる状態になっていたことからネット上で騒動に発展した。中には企業の採用担当者が、面接の結果、不採用とした学生を「頭が悪い」などと中傷するコメントを残