九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 そして、人を個人ではなく属性で捉えるという振る舞いは、差別の基本的な手段でもあります。「フェミがー」とか「朝鮮人がー」とか「左翼がー」という主張に個人の影はなく、どころか場合によっては存在すらなく、ただ「差別したい人々の虚像」しか打ち抜いていないことは多々あります。 しかしながら、社会心理学の知見が明らかにしてきたように、その虚像こそが差別を促進する原動力です。あいつらはこういうやつに違いないという思い込みから敵意を増幅させ、目の前の個人を個人として捉えない振る舞いこそが差別の本質であるといえましょう。 こう考えると、『異種族レビュアーズ』は明るいエロコメディの皮をかぶりながら、その実、根幹では差別の基本姿勢を再生産していると言えるでしょう。この根幹、スポン