全国から1万2千人のランナーが参加する市民マラソン「福岡マラソン2014」(福岡市、福岡県糸島市など主催、朝日新聞社など特別後援)が9日、福岡市などを舞台に初開催される。コースの途中で地元産の多くの軽食が準備されるが、目を引きそうなのが「うどん」。様々な知恵が盛り込まれた一品だ。 福岡は「日本のうどん発祥の地」とされる。承天寺(福岡市博多区)には「饂飩蕎麦(うどんそば)発祥之地」の石碑がある。讃岐うどんなどと異なり、軟らかくゆでた麺を提供する店が多い。 大会では地元企業がお菓子など軽食を提供するなか、うどんを提供するのは「釜揚げ牧のうどん」(本社・糸島市)。スタートから25・1キロの給食所で、プラスチック容器に入れた麺とだし汁をランナーに配る。「福岡はうどんの発祥地。絶対にうどんを配りたいと思った」と同社の取締役部長の斎藤秀雄さん(59)。 走りながら、はしを使わずにのみ込めるように、知恵