アメリカの首都ワシントンの地下鉄を走る新しい車両に日本メーカーが選ばれ、6日、完成した車両の納入を祝う式典が開かれました。 ワシントンの地下鉄は、老朽化した車両の更新や新規路線への導入のため最新型車両の調達を進めていて、今回、川崎重工業が日本のメーカーとして初めて受注に成功しました。 6日、ワシントン郊外の駅で完成した最初の車両の納入を祝う式典が開かれ、7000系と呼ばれる最新式の4両がお披露目されました。 式典でワシントンのグレイ市長は「ワシントンの人口は今後20年で25万人増える見込みで、交通需要を満たすためにも今回の納入を歓迎する」と述べました。 また、来賓として出席した佐々江駐米大使は「日本からワシントンに贈られる桜の木の産業版だと思ってほしい」とあいさつしました。 新型車両は、ワシントンの地下鉄としては初めて車体にステンレスを使って強度を高めたほか、入り口付近のスペースを広くして