東京メトロ銀座線で使用した中古車両が活躍する熊本電鉄=熊本市北区の北熊本駅で、2017年12月20日、杉山恵一撮影 熊本市の熊本電鉄(2路線計13.1キロ)が2018年度から3年間で、東京メトロから中古の18メートル車両6両3編成を購入する計画を進めている。首都圏の地下鉄や大手私鉄は2020年東京五輪・パラリンピックを前に新車両を相次いで購入し、中古車両を放出していることなどが影響している。【杉山恵一】 熊本電鉄は現在18メートル車両など中型車両6両と、20メートル車両を10両所有しており、「今回の3編成は比較的新しいので契約前提で購入話を進めている」と話す。県や沿線自治体の熊本市、合志市に補助を求め、購入費は運送費なども含め2両1編成で1億8000万円を見込む。6両3編成の購入後は別の鉄道会社から新たな中古車両を購入する予定もある。 首都圏の地下鉄や私鉄が中古車両を放出するのは、国が20