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  • 被告と接見19回、手紙34通 ゆがんだ正義と心の闇 | 社会 | カナロコ by 神奈川新聞

    「平成」が暮れる。新たな時代の到来を目前に、神奈川で起きた「平成の事件」を振り返る。戦後最悪とされる19人が犠牲となった相模原障害者施設殺傷事件では、殺人罪などで起訴された植松聖被告(29)の障害者への差別的な言葉が社会に大きな衝撃を与え、今なお同調する意見がはびこる。初回は、19回にわたる接見と34通の手紙のやりとりから、被告の「実像」を追った。(石川 泰大) 社会学者・最首悟さんから植松被告への手紙 「序列をこえた社会に向けて」 事件当日の津久井やまゆり園。警察車両が頻繁に出入りし、多くの報道陣が詰め掛けた=2016年7月26日、相模原市緑区 古びたクリーム色のドアが、音もなくゆっくりと開く。室内に入ってきたその男は、小柄な体をくの字に折り曲げて深々と頭を下げ、はっきりとした声で言った。 「日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございます」 4日、横浜拘置支所(横浜市港南区)の面会

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