8/6というのは僕のうちでは特別な日。 天変地異によるものですら悲しいことなのに、人が人の手によって引き起こした災害となると。今だに、何故人間が殺しあわなければならないのか、理屈はともかく心情は理解できない。 世界で起こっている争いのうちどの程度が報復の連鎖なのか、はっきりとはわからないけど、やる方もやられる方も幸せであることは難しいと思う。 敗戦したことで否応無しに、という部分が大きいにせよ、日本は報復の連鎖を選ばなかった。それは必ずしも日本という国の美しい思想心情からなるものだとは思わない。でも、結果的にこの世界に稀有な憲法を持つ国が、世界に冠たる存在になることができているという事実(もっとも、西側諸国の世界戦略があってはじめて、ではあるけどそれでもなお)を僕たちは誇りに思わなければならない。 かつてこの国が未成熟で発展途上だったころの良い記憶が今の行き詰まった日本の足を引っ張っている